やり方間違ってますよ!これが正しい低炭水化物ダイエット!
炭水化物は太る!
よく聞く言葉ですよね。
炭水化物は確かに太る原因となります。理由は簡単です。炭水化物は体内で糖質に変わってしまうから。
人間にとってすごく重要な栄養素の一つではありますけど、脂質と並んで一番太ることに繋がりやすい栄養素でもあります。
炭水化物を摂取する=糖質を摂取する=脂肪を蓄える事に繋がる=太る
シンプルに式にしちゃうとこんな感じですよね。
流行っては消えていく色々な種類の中で、今、最も流行っているダイエットの一つが炭水化物抜きダイエットです。まぁ、元々あったダイエットだとは思いますけどここにきて急にブレイクしてきたような印象ですね。
でもこのダイエット、正しい知識がなくては危険なんです。
ん?
どこかのサイトでも見た言葉だな?と思った人も多いかと思います。でもダイエット成功者から言わせて貰えれば、だいたいのサイトが漠然とありきたりのことを書いているだけなのです。
大事な情報が抜けていたり、偏った内容だったり、煽るような内容だったり。
だから正しい知識なくこのダイエットを実践している人が多すぎるんですよね。
そもそも糖は人間にとって絶対に必要な栄養素なんです。
一番の理由は
脳の栄養素って基本的に糖だけ
という部分があります。
無ければ動きません。ガス欠です。充電切れです。つまり危険です。
では、なんで太るのかですよね?
今回は炭水化物との付き合い方について書いていきます。
必見です。
炭水化物とは
炭水化物が太る原因になるから炭水化物を減らす。
これだと、あまりにも漠然としていますよね。炭水化物が完全に悪者の様な扱いに。まず炭水化物抜きダイエットをするのであれば炭水化物のことを知る必要があります。
当然ですね。足りないと危険な訳ですから。
Wikipediaを見てみると『炭水化物または糖質』という説明になっています。
炭水化物=糖質。これは100%この式に当てはまる訳ではないのですがほぼ糖質だと考えて下さい。
ちなみに炭水化物、タンパク質、脂肪は人間の『三大栄養素』です。ここすごく大切ですね。人間にとって必要な物3つの内の一つに入っているのですから。
ちなみに『三大栄養素』の中にもエネルギー源として優先順位があります。
最初にエネルギー源として消費されるのは炭水化物です。タンパク質や脂肪もエネルギーとして使われますが、まず優先して消費するのが炭水化物なのです。効率のいいエネルギー源なんですよね。
炭水化物が不足していたら、頭がぼけーっとしてしまうし、体も上手いこと動かないですよ。だって効率のいいエネルギー源が無い状態ですので。
他のタンパク質や脂肪だって遅かれ速かれエネルギーになるんだから一緒じゃん。と、思われがちですが、最初にご説明した通り、脳のエネルギーは基本的に糖だけです。他の栄養素では補えない部分なんですよ。
炭水化物を抜けば痩せるんだ。と漠然とした知識の中、極端に減らしてしまうと危険です。脳が活動出来ないので。
とにかく炭水化物は絶対に必要なものなんだという事をご理解いただきたい。
炭水化物でダイエットをするならバランス
どんなダイエットでもそうですが『やり過ぎ』が一番危険な状態ですよね。
炭水化物は太るから摂取しない。
この理屈を通してしまうと上記に書いた通り、かなり危険な状態です。でもこの発想は実現不可能です。
世の中、ほとんどすべての食べ物に炭水化物は含まれているから。
全く摂取しないなんてのは、もはや絶食です。
基本的に炭水化物に関するダイエットのやり方は低炭水化物の物を中心に食べるという事になります。
いわゆる、
『炭水化物抜きダイエット』
ではなく、
『低炭水化物ダイエット』
です。
野菜にだってなんだって炭水化物は入っています。
どんな食生活をしていようが炭水化物を口にはしているのです。
では、なぜ炭水化物のダイエットは危険というイメージがあるのでしょうか?
結論を言うと、低炭水化物の食べ物だけ食べていると、体が必要とする糖質を十分に補いきれないからです。
『低炭水化物ダイエット』をしているつもりが知らず知らずの内に危険な『炭水化物抜きダイエット』になっているのです。
『低炭水化物ダイエット』は適度に炭水化物を摂取しながらダイエットをするものとご理解下さい。
炭水化物を敵かのように避けて低炭水化物の物ばかりを選んで食べるのではなく炭水化物は体にとって必須品であることを理解し適度に摂取する必要があります。炭水化物を抜くという発想な無くしましょう。
バランスですね。
どんなダイエットでもそうですが、バランスです。
でもダイエットの世界には『やり過ぎ』が頻発しているんですよね。
ストイックに自分を追い込んでしまう。なかなか結果が付いてこないと慌てて計画以上の事をしてしまう。
ダイエットではよくある事です。
ダイエット経験者として意見させて頂くと『やり過ぎ』になった人はダイエットに失敗します。極端に体重を減らせても反動で太ったり健康に問題がでたりします。
仮に痩せても健康に問題が出たら、それは失敗ですよね。
リバウンド対策
この『低炭水化物ダイエット』の欠点は
リバウンドをしやすい
という部分にあります。
でも対策も簡単です。
適度であれば炭水化物も食べてもいいというルールの元でこのダイエットをするのです。
ちなみに、お米は炭水化物の固まりなんてイメージがありますよね。
このイメージはあながち間違いではありません。
白飯100グラムあたり炭水化物は37グラム入っています。水分以外は炭水化物じゃないかってくらい入っています。同じく炭水化物の高いイメージのある芋類で20グラム〜40グラム。いろんな国で主食とされている食べ物は炭水化物が高いのです。小麦もです。エネルギーに直結するからでしょうか?自然と体が求めてしまうものなのでしょう。
ちなみに野菜類は物によっては2グラムほど。とても少ないです。
でも、だからといって白飯は禁物なんてことはないのです。
山盛りにバクバクなんてのは痩せる訳もありませんが、少量であれば食べても問題ありません。むしろ少しは食べましょう。
他の記事でも紹介しましたが、極端なダイエットをすると『ホメオスタシス機能』が働いてしまい反動が出ます。
『ホメオスタシス機能』は自分を守ろうとする機能ですね。
炭水化物が『不足している』『供給されない』となると、体の中で炭水化物を必要とした状態を作ってしまうので『低炭水化物ダイエット』を止めた時に反動が出てしまいます。
かといって『低炭水化物ダイエット』を一生続けていく訳にもいきませんよね。麺類だってお米だって普通に1人前食べながら生活していきたいですよね。
だから極端に炭水化物を避けるのは辞めましょう。
ダイエット成功には遠回りになってしまいます。
肝臓の役割
取り入れられた炭水化物は肝臓で貯蔵されます。
意外な役割を果たしていますよね。肝臓。お酒のイメージが先行していますが、炭水化物の貯蔵庫にもなっているのです。
もっと厳密に言うと、
炭水化物は分解されてブドウ糖になって吸収され、グリコーゲンとして肝臓に貯蔵されていきます。
でもこの肝臓への貯蔵機能が脂肪へと変わる原因へと繋がっていきます。
肝臓の蓄えてくれるエネルギーの量は
わずか100グラムしかありません。炭水化物100グラムです。
貯蔵庫としての容量はけして多くないのです。もちろん個人差はありますがそこまで大きな差はないとされています。体が大きかろうが100グラムだと考えて下さい。
そして肝臓で貯蔵された炭水化物が脳や筋肉などに糖質をエネルギーとして供給していきます。
この役割はとても大切なのですが日常で普通に食生活を送っていると100グラムの貯蔵量を超えてしまいがちです。結果、蓄えきれなかった炭水化物は脂肪へと繋がっていくのです。
逆に少なくてもいけませんね。
貯蔵していた炭水化物が無くなってしまいエネルギー不足となります。肝臓にも負担がかかります。
程よく適度な炭水化物は体に必要なのです。
ちなみに1日に最低限必要な炭水化物の量は100グラムとされています。1食あたり33グラムほど。この数字はいろいろなサイトを見ても出てきますが、あくまでも最低限です。この数字より少し多めに取ることをお勧めします。
上記にもありましたが、過度なダイエットは上手くいきません。リバウンドするだけです。適度なダイエットを心がけましょう。
まとめ
正しい『低炭水化物ダイエット』はご理解頂けたでしょうか?
食事制限に、ダイエットで有りがちな『やり過ぎ』を出してしまうと良いことはないって事ですね。リバウンドやら、健康やらに。
結果がなかなかついてこなくても最初に計画を立てた通りに継続していきましょう。結果が出ないからもっと減らさなきゃの発想だけは止めるように気をつけて下さい。
上手くやれば理論上、炭水化物から脂肪に繋がるような事はありません。
余裕を持って頑張りましょう。
読んでみて気が楽になりませんでしたか?
無理に頑張ってダイエットを行うより適度に食べながらダイエットを行った方が成功に繋がっていくのです。
地道に頑張ってダイエットを成功させましょう。