【修理の動画】ファスナーが噛んだ、勝手に開く、外れた時の治し方
バッグに衣類、靴に小物入れ、今や生活に欠かせないものとなっているファスナー。
すごく便利で有り難い存在なのですが、突然、生地を噛んでしまったり、スムーズに動かなくなってしまったりといった経験が一度はあるかと思います。
身近な存在ではありますが、その構造を気にしたりする機会もないので、いざ動かなくなってしまうと焦るんですよね。
特に洋服などは「どうしよう、どうしよう」と焦ってしまい強引に引っ張ってしまったり。
もちろん、強引に引っ張って直る事も多いのですが、あまり強引に引っ張ってしまうとさらに動かない状況になってしまったり。。
外れてしまうような事も多々ありますね。
そこで今回は、噛んだ時の対処方法や、修理方法をご紹介します!
ファスナーのしくみ
画像 YKK様
そもそも、ファスナーの仕組みってどうなっているのでしょうか?意外に知らない人が多いかと思いますので解説を。
ファスナーは、大きく分けると3つの部分に分けられています。
スライダー
上下に動かし、エレメントを噛みあわせる役目。
エレメント
エレメントが噛みあう事によってファスナーが開いたり閉じたりします。
テープ
ファスナー専用に作られたもの。
ポリエステル製が主で、合繊、綿で作られたものもある。
歯車の原理
手でファスナーを噛みあわせようとしてもなかなか上手くいきませんよね。
ファスナーは、スライダーによって湾曲させて歯車の原理で噛みあうように作られています。
意外に精密な作りになっているんですね。
ファスナーが噛んだ時の対処法
ファスナーが噛んでしまった!
ファスナーのトラブルとしては一番多いものかもしれませんね。
試してみたら案外簡単に直るかもしれませんよ!
リップクリームを塗る
先の細い棒などを使って動かなくなった部分にリップクリームを塗ってみましょう。
蝋などでも代用はききます。
滑りが悪くなったファスナーにも有効な手段ですので効果が見込めます。
サラダ油を使う
動かなくなった部分にサラダ油を数滴垂らしてみましょう。
こちらも、リップクリーム同様滑らせる効果が得られます。
逆方法に引っ張る
動かしたい方向とは逆の方向に引っ張ってみましょう。
その際に、水平方向に生地を引っ張りながらやると効果的です。ただ、強く引っ張り過ぎも禁物です。
マイナスドライバーを使う
マイナスドライバー(隙間に入るもの)を用意して、生地が食い込んだヶ所に入れ隙間を作り、その状態でゆっくりと引っ張る。
動画で確認
参照https://www.youtube.com/watch?v=seDQuPlKi9I
頑張って探したのですが、英語の動画しか見当たりませんでした。
ただ、英語の理解できない私でも分かりやすい動画でしたので、是非参照にしてみて下さい。
閉めても反対方向から開いてしまう
こちらも、たまにおきてしまう現象ですね。上着などファスナーを閉めても反対側から開いてしまう。
そんな時の対処法です。
参照https://www.youtube.com/watch?v=riOBkMWt4bg
こちらはコツを掴めば簡単に直せそうですね。
噛みあわせが片方だけ外れた
こちらの現象も経験ある方が多いかと思います。
ファスナーが片方のエレメントだけ外れてしまうという現象。
治そうと思っても上手く噛み合わないんですよね。。
ハサミで切れ目を入れたりはけしてしないで下さいね。また外れてしまいます。
その現象が起きてしまった時の対処方法は、
ファスナーの根本の糸をほどく。
↓
根本からスライダーをはめこむ(少し苦労する場合もあるようですがハマります)。
↓
元通りに縫い直す。
少しハードルの高い手間となっていますが、この方法が一番間違いないようです。。
まとめ
いかがでしたか?
参考になる部分があれば幸いです。
ちなみに、今回この記事を書くきっかけとなったのが、布団カバーのファスナーが噛んでしまい手間取ったからです。
日常の中で意外に頻繁に起きるんですよね。
噛みやすいファスナーは、慎重に閉めるのが一番のトラブルを防ぐ方法かもしれませんね。