【汗疱状湿疹完治までの記録】原因や対策、薬、治療法は?水虫の違い
汗疱(かんぽう)
5年ほど前の話になりますが、汗疱という病気になったことがあります。
最初に違和感を感じたのは、手の指先や指の付け根が妙に痒いという症状が発生したとき。
ただ“痒い”という症状だけでは「カブレているのかな?」といった印象で、まさか、汗疱たる名前のついた病気だとは想像もしませんでした。
「この前、庭の草むしりをした時にカブれたのかなぁ」
といった感じ。
そして、とった行動は、なぜかムヒを塗った記憶があります。
当時思いついた発想は、
痒い=ムヒ
だったのでしょう。
我ながら安易です。
徐々に広がる
まさか汗疱だと思っていなかった私は、そのまま特に何もせずに放置。
ムヒを塗っただけの汗疱を。。
さらに違和感を感じ始めたのは2週間ぐらいたってからでした。
「あれ?範囲が広がっているし、痒みも治まらないし、水ぶくれのようになっている」
でも、広がったけど痒いだけだったんですよね。
だからまた放置(笑
ついに破裂
さらに放置すること数週間。
汗疱が破裂してしまいました。
特に痛みを感じることもなく、気がついたら濡れていたといった感じ。
汗疱は、その名の通り、汗が入っています。破裂するとその汗が出てくるということになります。
破裂してからは、傷口に物があたったりすると痛みを感じる状態に。
ようやく病院へ
さすがに長引いてるし、痛いと気になるしで、病院へ行きました。
そこで初めて『汗疱』と診断されました。
汗疱って言葉自体初めて聞く名前だったので、病院でかなり質問したのを覚えています。
ちなみに、破裂する前は『汗疱』、破裂した後は『汗疱状湿疹』という診断をするそうです。
私は、汗疱状湿疹の段階まで進んでいたということになりますね。
原因は?
汗が皮膚から排出されずに、皮膚の中に溜まり、水ぶくれのような状態となって汗疱となります。
菌がどうこうではなく、汗が溜まっていく現象なのです。
ただ、なぜこのような現象が起こるのかは不明なんだそう。
対策は?
病院で聞いたところによると、
“汗をかいたらよく拭く”
“手洗いをコマメにする”
の2点を言われました。
ただ、自分自身の汗が溜まる現象だからなるときはなるとのこと。
原因不明だけに根本的な解決策はないようです。
時期は?
時期は、春ごろから徐々に発症する人が増えてくるそうです。
汗疱の原因が、汗が溜まることである以上、暖かく汗をかきやすい時期に発症しやすいようです。
水虫と似ている
水虫になった事はありませんが、汗疱の症状は水虫に非常に似ているそうです。
汗疱になったのに水虫と勘違いをしてしまい、水虫の薬を塗ってしまう人が多いとのこのですが、水虫の場合、菌が原因なので治療の効果は得られないようです。
治療
医者で処方されたのは、マイザー軟膏という薬。
調べてみると、汗疱の治療ではメジャーなようですね。
ただ、こちらの薬、なかなか強力なステロイド軟膏に分類されます。強めの薬で“短期集中治療”といったイメージのようです。
日に3回、2週間塗るようにと指導されました。それで治らないならまた病院に来るようにと。
私は軽傷だったのか、3日ほどで大分改善され、1週間後にはほぼ完治の状態に。
念のため、2週間は塗り続けましたけどね。
まとめ
治らない人は何十年もこの症状が続く人が居るようです。
原因が分かっていない以上、体質的なものも関係しているのでしょう。
ならない人は『汗疱』という言葉も知らない場合が多いかと思います。
病院でいろいろ質問しても曖昧な回答も多くありました。治療法も、これなら絶対に治るというものもないようです。
放置期間がトータル1ヶ月ほどあったとはいえ、軽傷の状態で病院に行けたのも治療の近道になったのかもしれません。
“痒い”
“細かい水ぶくれ”
違和感を感じたら早めに病院に行くことをお勧めします。