【風邪なのに熱が出ない】だるい・喉の痛み鼻水の理由や原因、治し方
ちょっと風邪っぽいな。。
少しだるいし、咳も出るし風邪を引いたかな。
そう思いながら体温計を手に取ってみたけど、熱はなくごくごく平熱だったなんて経験ありませんか?
熱が無いと、病院にもなかなか行きづらいし、薬を飲むのにも抵抗があったりしますよね。
具合は悪いけど風邪ではないのかなと自己判断してしまいがちです。
そこで今回は、風邪っぽいけど熱が出ない時の理由や対処法をご紹介します!
そもその風邪の症状が出る理由は?
“のどが痛い”
“熱が出る”
“鼻水が出る”
これらの症状が出るのは、侵入してきたウイルスや細菌など排除しなくてはならないものと体が戦った結果です。
喉にウイルスが付着した場合は、喉の痛みと共に、喉に付着したウイルスと戦っている状態。
鼻水は、ウイルスを排除している状態。
それぞれの症状に、起こる理由があります。
では、なぜ熱が出るのでしょうか?
熱の原因
大人のかかる風邪の原因のほとんどはライノウイルスが原因とされています。
熱が出ない最大の理由は、ライノウイルスにとって一番活発になる温度が33度と、人間の平熱より低い事にあります。
つまり、人間の平熱でもライノウイルスは繁殖を繰り返す事が難しい為、平熱でも風邪が収束に向かっていくのです。
その結果、鼻水や喉の痛みなどの風邪の症状だけとなります。
もちろん、ライノウイルス(普通の風邪)でも熱が出ることもありますが、インフルエンザのように高熱になることはまずありません。
風邪っぽい、でも熱がない、じゃあ風邪ではないのかな?
と、判断してしまいがちですが、ライノウイルスにかかっている可能性は十分に考えられます。
そして、熱が出なくても風邪の菌を撒き散らしている状態となるので周りの人にもうつしてしまいます。
ちなみにインフルエンザが活発になる温度は37度です。
そのため、免疫力を高めインフルエンザウイルスを倒そうとするために、高熱が出るのです。
数度の差ですが、そこに大きな違いがあるのですね。
他の理由で熱が出ない可能性も
持病で薬を処方されている
持病で薬を飲んでいるという人も少なくないかと思います。
それらの薬の中には解熱作用が含まれているものもあるので薬の効果によって熱が出ない可能性も考えられます。
既に薬を飲んでいる
風邪の自覚症状がでてから既に鎮痛剤などの薬を飲んでいるという可能性はありませんか?
頭痛薬には解熱効果があるので、“薬が効いていて熱が出ない”という可能性も考えられます。
平熱が下がっている
「平熱は36度ぐらい」といった形で自分自身の平熱を把握している事は少なくありませんが、最後に平熱をはかったのはいつごろでしょうか?
平熱は常に同じではなく、自律神経の乱れや過労によって変化します。
36度ぐらいと思っていた平熱が35度になっている事もあるでしょう。そういった場合は、一定の体温上昇をしているのに平熱として勘違いしてしまう可能性が考えられます。
予防や治し方
“熱が無いから風邪じゃない”
と判断してしまうと、悪化させてしまったり、周りの人に風邪をうつしてしまいます。
“風邪かな?”と違和感を感じたら、ご紹介する3つの方法を是非実践してみて下さい。
体温を上げる
上記にもありましたが、ウイルスにとって温度は重要です。
暖かい格好や、寝るときも布団をしっかりかぶるようにするなど、体温を上げる事を心がけましょう。
また、食事で体の内部から温めるというのも有効です。鍋やうどん、スープなどもいいですね。そこに小量の生姜を入れるとさらに効果が高まります。
見ているだけで体が温まりそうですね。風邪っぽさも吹き飛ばしてくれそうです。
睡眠時間
睡眠時間をしっかり確保することは、風邪の予防や、悪化の阻止、早く治る事へと繋がります。
理想は7時間以上です。
6時間以下の睡眠時間だと急激に免疫力が低下し風邪のウイルスに弱い状態になってしまいます。
7時間以上の睡眠をとっている人に比べて、何倍も風邪を引きやすいというデータもあります。
バランスのいい食事
こちらも当然ながら重要です。
バランスのいい食事を心がける事によって免疫力が上がり、風邪の予防や、悪化を防ぐことが出来ます。
風邪っぽくても食事を疎かにしないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
熱が出ない理由や予防方法をご紹介しました。
ただ、症状にはいろいろあるかと思います。
違和感のある喉の痛みや、鼻水が大量にでる、どうにも熱っぽいけど熱がないなど、不安な部分がある場合には病院に行くようにしましょう。
風邪の症状がある人はこちらの記事も参考にしてみて下さい。
【咳が止まらない】自分で咳を止める方法!夜も有効!飲み物食べ物は
【風邪の関節痛】治し方や原因、節々が痛い理由は?食べ物や薬は?