【花祭りはお釈迦様の誕生日】甘茶や花御堂、白い象の意味や由来
花祭り
皆さん、「花祭り」という祭事に行った事はありますか?
4月8日頃になると全国のお寺で行われているので1度は行ったことがあるという方も多いかもしれませんね。
でも、この「花祭り」がお釈迦様の誕生日のお祝いであることはご存知でしたか?
イエス・キリストの誕生日は12月25日クリスマスとされているのは有名ですが、「花祭り」の行われる4月8日がお釈迦様の誕生日だとご存知の方は少ないんですよね。
私自身が知ったのもここ数年の話です。
それだけに、具体的にどういった事を行うのかもイメージ出来ない方も多いかと思います。
クリスマスであれば、七面鳥に、ケーキ、プレゼントetc、、いろいろ浮かぶかと思います。
では「花祭り」ではいったいどのような事をするのでしょうか?
今回は、「花祭り」についてご紹介します!
花御堂を作り甘茶をかける
花御堂という言葉に馴染みのない方も多いかと思いますが、4月8日に合わせて春に咲く色とりどりの花を使って小さなお堂を作ります。
この小さなお堂が「花御堂」と呼ばれるものです。
花御堂はお釈迦様の生まれた場所とされており、その花御堂に、お釈迦様の生まれた時の姿の像を飾り、甘茶をかけるのです。
甘茶は、祝福の為に神様が降らせた甘い露(お釈迦様の産湯にされたと言われている)を表しています。
「花御堂」に「甘茶」
どちらもお釈迦様の誕生日を祝うためのものとなります。
甘茶が参拝者に振る舞われる事も多くあります。少し甘く、トロッとしたイメージですね。
「アマチャ」と言われる植物のツルを煎じて作ったものが「甘茶」と呼ばれます。
呼び名の変化
「花祭り」という言葉は終戦後に広がった呼び名です。
もともとは、「灌仏会(かんぶつえ)」「仏生会(ぶっしょうえ)」「降誕会(ごうたんえ)」など地域によりさまざまな名前がありました。
戦後、4月8日は色とりどりの花がお釈迦様の誕生を祝うように咲くことから「花祭り」と呼ばれるようになったとされています。
白い象の由来は?
花祭りに参加すると見かけるのが、「白い象」です。
なかには、人よりも大きな白い象を作っているお寺もあるようですね。
この白い象の由来は、
お釈迦様の母にあたるマーヤさんが、ある日、夢を見ます。
その夢は、白い象がお腹の中に入っていくという夢です。
目が覚めるとお腹に、お釈迦様を身ごもっていたと伝えられており、その為、花祭りには「白い象」が存在するのです。
実際の映像
妙光寺
まとめ
全国の多くのお寺で行われている祭事ですので、お近くのお寺でも行われているかもしれませんよ?
是非、調べて参加してみて下さい♪