TSUTAYAとスターバックスの融合 ブックカフェで新たなマーケティング
あなたの身近な場所にブックカフェはありますか?
ブックカフェとは購入前の本をカフェでコーヒーを飲みながら読むことが出来るシステムです。
本屋とカフェの融合ですね。本屋にカフェが併設されているようなイメージです。
先日の休みも利用させて頂きました。3時間もいちゃいました。
でもちゃんと本も買いましたよ。
スタバとTSUTAYAの組み合わせは全国に25店舗(去年のデータですのでもっとあるかも)あるんだとか。
そう考えると意外とまだ少ない?行動圏内にあることは感謝しないといけないですね。
買う前の本をゆっくり読めるのに
TSUTAYAは売上おちないの?
ブックカフェで本を読んでいて誰もが思う疑問ですよね。
「買う前に本を読ませる環境を作っちゃって売上おちないの?」と思いますよね。
TSUTAYA直営
実はTSUTAYAに併設されているスタバはTSUTAYAが直接経営をしているんです。
本の売上だけでなくカフェの売上もある訳ですね。カフェスペースは混み合っている事が多いので利益は結構でるのでしょう。
コーヒーのお値段も案外、文庫本1冊分くらいはあったりしますし。
本自体の売上は?
先日TSUTAYAに行った目的は完全にブックカフェでした。
ただ本屋に行きたいのであればもっと近所にあったし、ただカフェでコーヒーを飲みたいのであればこちらももっと近所にあります。
コーヒーを飲みながら購入前の本を読める環境が他に無いからわざわざ多少の距離があっても向かったのです。
これってすごく大きな事ですよね。
マーケティング戦略の理にかなっているというか、相乗効果によって新たな客の囲い込みに成功している訳ですから。
私の経営しているような弱小の飲食店ではここまで上手いマーケティング戦略はなかなか出来ません。
結果として私はコーヒーと本を一冊買いました。
本屋って買わずに帰るようなことも良くある話だと思います。
そんな中で座り読みをしてもいい代わりに500円前後のコーヒーを1杯飲んでもらえる訳だからそれだけでも売上アップに繋がっています。
もちろん座り読みをした結果買わなくなるって事もあるだろうけど、逆に購入に繋がることも多いでしょう。漫画を読む訳ではないので。
再販制度
再販制度ってご存知ですか?
日本の本屋って委託販売となっているので、売れなかった本や雑誌は返品出来るのです。
これってある意味、図書館のような利用のされ方をしても仕入れ費用は痛手にならないってことになります。
なんだそりゃーって思うかもしれませんが書店部分の維持費さえ出せればやっていけるということになりますね。
本屋のルールっていろいろ独自な部分を感じますよね。値引き出来ないから価格争いも起こらなし。
まとめ
ブックカフェという、すごく便利なシステムが出来上がってきましたが、TSUTAYAにもお客さんにとってもメリットのある制度が成り立っています。
お客さんとして利用するだけではなく少し分解して双方のメリットを考えてみると面白いですね。
もちろん本が汚れるリスクや折り目がつくリスクなどもありますのでマナーはみんなで守ってこの制度が継続、そして広がっていくようにしたいですね。