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MLBでまたしてもファンにボールが!病院に搬送される

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8月21日のMLBの試合デトロイトとレンジャーズの試合でファウルボールがファンの頭部にあたり病院に搬送されるというアクシデントがありました。

三塁ベンチ付近にいた女性にライナー性の打球が頭部を直撃し、医療フタッフにより応急処置をうけ病院に運ばれており、意識もあり命に別状はないということですが頭にメジャーリーガーの打球があたるなんて想像しただけでもゾッとします。

6月にも折れたバットがあたり病院に運ばれるというアクシデントもありました。

怪我のニュースをよく耳にしますけどこれって誰の責任になるのでしょうか?

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日本の事案

最近の話ですので覚えている方も多いかと思いますが、札幌ドームでファールボールが顔にあたり右目を失明するというアクシデントが起こり裁判になりました。
女性にとって本当に気の毒なアクシデントでした。

この裁判では球団と札幌ドーム所有者の札幌市が女性に約4190万円支払うという判決結果になっています。
この裁判結果は今後の裁判にも影響を及ぼしていく事になります。

メジャーリーグではファールグランドが狭くフェンスも防護ネットもほとんどありません。
ファンとの距離感や臨場感を楽しむためというのが大きな要因です。

日本の球場も近年こういった傾向が強くなりファールグランドが狭めになりフェンスも小さくなってきています。
そのため怪我のリスクが高まっています。

裁判大国アメリカではどうか

有名な話ですがアメリカってすごい裁判結果が出たりしますよね。
そして金額が桁違いです。

もちろんファールボールの裁判も毎年のように起きています。
でもアメリカでは意外にも球団や球場が裁判で負けることはほとんどありません。ボールやバットが飛んでくる危険がありますよとチケットの裏側に書いてあるのが要因です。
責任回避の文章になりますが、それ以上に野球はファールボールが飛んできて当たり前、怪我をしても自己責任というルールが確立しているというのも大きいようです。

マイナーリーグで訴訟を受理されたことはありましたが原告側の敗訴で終わっています。

その為日本ハムでのケースはアメリカでも話題になったようです。

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選手の気持ち

観客が怪我をするリスクのあるスポーツは野球だけではありません。
でも完璧に防ぐことは不可能なので、自己責任論は日本でも根強くあります。

個人的にはライナー性の強い打球や折れたバットが飛んでくるような位置には防護ネットを張ってもいいように感じます。

今回のMLBの件でもタイガースで先発したバーランダー選手が「全ての球場で予防措置が取られるべき。避けられる負傷を見るのに選手はうんざりしている。手遅れになってからでは遅い」と発言をしています。
一番つらいのは選手かもしれませんね。責任はもちろんありませんが怪我に繋がってしまうので。

選手がこういった意見を強く持ち始めたら徐々に防護ネットを広げる流れに変わっていくかもしれません。

テレビで見る分にはあのメジャーリーグの臨場感は最高なので寂しくはなりますが。

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