【おたふく風邪】子供に予防接種は必要?料金や大人の症状、潜伏期間
おたふく風邪は子供のころにかかりやすい病気の1つで、発病すると顔がおたふく面のように膨れ上がる症状からその名前が付いています。
ちなみに正式名称は『流行性耳下腺炎』(以後おたふく風邪)。
ところで、このおたふく風邪には“予防接種”が存在します。しかし、この予防接種は任意接種なので有料となっているのです。
そこで疑問に思うのが、
「任意という事はそこまで必要な物ではないの?」
「料金はいくらなの?」
といった部分ではないでしょうか。
私自身、子供が居るのでどうするべきか迷った時期があり、徹底的に調べました。
今回はそうった疑問について解説したいと思います。
子供におたふく風邪の予防接種は必要か
「任意の予防接種って必要なの?」親であれば誰でも一度は思う疑問ですよね。
なぜ、予防接種があるのか、まず、おたふく風邪の感染経路や症状からみてみましょう。
感染経路
おたふく風邪の感染経路は人から人へ。飛沫感染や接触感染によって広がっていきます。
特に、免疫の弱い小さい子供は保育園や幼稚園などで菌をもらってきてしまう可能性が高く、感染力が強いのも特徴です。
潜伏期間
潜伏期間は2〜3週間ほど。潜伏期間ではこの病気に気がつかない事がほとんどです。
やっかいなのは潜伏期間中にも周りに感染を広げてしまうということ。その為、家族など身近な人は感染しやすくなります。
初期症状
初期症状としては、まず首の痛みが強く出て、その後、耳下腺の腫れが耳の付け根から顎のあたりに出ます。
38度以上の高熱も出て、顔が丸く、おたふく面のような症状となります。
症状の出る期間
おたふく風邪の症状は基本的に1週間ほどで収まります。病院に行き、自宅では安静にしていましょう。
問題は家族に感染すること
おたふく風邪の症状を見てみると、普通の風邪より少し辛いぐらいじゃん!といった印象を受けてしまいますが、この一連の流れは子供が感染した場合の流れです。
子供の場合、多くは1週間ほどで症状が収まりますが、潜伏期間中に家族へと感染が広がると、重症化する可能性があるのです。
症状としては、
- 男性の合併症例(精巣炎・睾丸炎)が10歳以降に増える
- 女性の場合、卵巣炎で不妊確率が7%前後
10歳以降という事は、保育園でもらってきたおたふく風邪の菌が兄弟に感染するなどをしても重症化してしまう可能性があります。
我が家の結論
我が家では、夫婦で話し合った結果、おたふく風邪の予防接種を受けさせる事にしました。
二人目も欲しいし。
予防接種の名前の通り、事前に予防をしておく方が安心だし、幼稚園や保育園に通い出したら、何かしらの菌は貰ってくるでしょう。一つでも可能性を減らしてあげる事が出来ればとの思いもあります。
予防接種の金額は?
無料なら皆さん迷われませんよね。
やはり、有料となると一気に予防接種を受けるハードルが高くなってしまいます。
気になる、その料金は、、
病院によって金額が違い、地域によっても違ってくるようです。
しかし、目安となる金額はあります。
その金額は、平均して5000円から7000円ほど。
自治体によって、公費助成がある場合は3000円前後となる地域もあり、最安の場合1000円台もあるようです。
かなり、金額に差があるようです(^_^;)
安い地域だとラッキーですね。役所に問い合わせてみましょう。
2回目の予防接種を受ける
しっかりとした免疫をつける為には、2回目の予防接種を受ける必要があります。
2回接種が世界でも標準となっているようです。
ちなみに、料金は1回目と同じ金額が基本となりますが、公費助成は2回目も出る地域と2回目は出ない地域とで分かれるようです。
2回接種が常識なのに2回目は出ないのも可笑しな話ですが現状はそうなっています。
大人も予防接種を受けられる
予防接種はおたふく風邪になる可能性を最大限、防いでくれますが、100%という訳ではありません。
そこで、大人も予防接種を受けるとより安心できます。
料金は先程と同じですが、公費助成は“小学校に就学前に限る”など制限を付けている地域も多くありますので、子供と同じ金額になるとは限らないようです。
まとめ
任意接種である以上、判断はそれぞれですが、念の為に予防接種を受けたほうがいいのではと判断をし、今回、子供に受けさせる事にしました。
ただ、これだけリスクを持った病気は定期接種を国で行ってほしいものですね。
WHOなど世界的な機関でも推奨しているようなので、もしかしたら今後、定期接種に変わっていく可能性もありますので、今後に期待しましょう。