[健康診断]当日や前日の水分・喫煙制限の詳細。食事制限は何時間前?
今年の健康診断はお済みですか?
多くの会社では5月と9月に健康診断を行っていますね。時期になると案内書を手に取り少し憂鬱な気分となってしまいます。
とはいっても、自分の体を知る事は重要。会社で実施していない場合も出来るだけ毎年受けましょう。個人で受ける場合は、時期を気にせず都合のいい日時で予約をして下さい。
タイトルにもありますが今回は、健康診断の前日の食事や当日の水分摂取・タバコなどについてです。
間違った過ごし方をすると正確な検査を受けられませんのでしっかりと把握しましょう。
前日の食事制限
前日に食事制限をしなくてはいけない検査
- 胃部X線検査
- バリウム検査
- 胃カメラ
- 大腸内視鏡検査
- 腹部エコー検査 など
基本的に前日の食事は夜9時までが目安となりますが、9時ギリギリまで食べていいという事ではありません。出来るだけ早めの夕飯を心がけましょう。
睡眠中は胃の動きが鈍くなりますので、9時前でも消化しやすい食べ物が理想です。食べ物を胃の中で消化するのには、消化しやすい物で5時間、消化しづらい物で8時間とされています。
絶食する目安は検査10時間前とされていますが、寝る直前に食事をするのは好ましくありません。
もちろん、当日の食事もNGです。
前日の飲酒は血液検査に影響が出る可能性
血液検査のみを行う場合、基本的に前日の食事はいつも通りで問題ないのですが、飲酒は出来るだけ控えて下さい。中性脂肪や肝機能に影響が出る可能性があります。
検査に引っかかると再検査となってしまうので、1回の検査で済ませる為にも飲酒(とくに遅い時間まで)を控えましょう。
当日の食事制限や水分制限
当日に絶食をしなくてはいけない検査
- 胃部X線検査
- 腹部エコー検査
- 胃カメラ
- バリウム検査
- 大腸内視鏡検査
- 血液検査 など
これらの項目がある場合は当日の食事を控えて下さい。血液検査に関しては検査項目によって絶食をしなくても済む場合がありますが、健康診断での血液検査の多くは基本的に絶食した方がいいとお考え下さい。
当日の水分制限
- 腹部エコー検査
- 胃部X線検査 など
これらの項目がある場合は水分の摂取を控えましょう。
血液検査のみの場合は多少の水分摂取(お茶等)であれば問題ありませんが、ジュースなど糖分の入った物を摂取すると血糖などに影響を与える可能性があります。
間違えて朝食を食べてしまったら
「食事をしてはいけない!」と頭にあったはずなのに、つい癖で朝食を食べてしまった。こういった事もよくあるようです。
万が一食べてしまった場合は病院の受付で申告しましょう。状況に応じて後日に検査がずれますが、申告しないで検査を受けて再検査になるより手間もかかりません。
くれぐれも、間違って食べた物を無理やり吐き出したりしないで下さい。吐き出しても正確な検査は受けられません。
タバコの影響は?
タバコを吸うと『血圧が上昇する』や『血管が収縮』するという話を聞いた事があるかと思います。
また、血液中のビタミンCやEも極端に少なくなり、ビタミンDの生成も抑制されてしまいます。
これらの喫煙の影響を無くすには最低でも8時間かかるとされていますが、より正確な検査結果を出す為に出来るだけ前日から禁煙することをお薦めします。
喫煙によるバリウム検査への影響
喫煙は間接的にバリウム検査へも影響を与えてしまう可能性があります。
喫煙する事により胃酸が分泌されバリウムが胃にしっかり張り付きにくい環境となってしまい、その状況になると正確な検査が受けられません。
せっかく辛いバリウム検査を受けるからには正確な状態を把握しておきたいですよね。
前日から当日の検査までは禁煙をしましょう。
まとめ
健康診断は、食事制限をしたり辛い検査があったりと、「受けなきゃいけない」と分かっていながら少し憂鬱な気分になりますよね。
でも、“再検査で、もう1回辛い検査を受けなきゃいけない”なんて事態を少しでも減らす為に万全の状態で検査を受けるようにしましょう。
※午前や午後など検査する時間によっても条件は変わってきます。関係者に確認した上で記事にしていますが、健康診断の案内にもしっかりと目を通して下さい。