告訴と提訴と起訴の違いや意味を分かりやすく解説!告発についても
先日、警視庁や警察庁の違いを記事にまとめましたが、思っていた以上に好評でした(^_^;)皆さんも意外に知らないまま過ごしていたのですね。
そして、私の刑事ドラマブームの流れにのって続いては『告訴』『提訴』『起訴』の違いについてまとめてみたいと思います。
違いを説明できる人も少ないのでは?是非、この記事で覚えて下さい。
告訴
まずは、告訴。
この言葉が一番多く聞く機会があるように感じますが、『告訴』とは被害にあった当事者が、加害者を捕まえて欲しい時、処罰をして欲しい時に行う事となります。
告訴先としては、
- 検察
- 警察
- 海上保安部
- 都道府県労働局
などがあります。また、告訴できる立場の人は、
- 被害者
- 被害者の法定代理人
- 被害者が亡くなった時は、配偶者もしくは直系の親族
などがあります。
『被害届』との違いは処罰して欲しい意思を含んでいるかいないかで、『被害届』は名前の通り『こんな被害にあいました』という意思表示になります。
同じような言葉で『告発』がありますが、当事者でない人が事件を把握し訴え出る事を指す言葉になります。
提訴
『提訴』とは裁判所に訴え出る事を指します。
自分自身が、何らかの被害者となり自分で裁判を起こし相手を訴える。例えば、損賠賠償の請求や離婚裁判、相続の問題など、当事者同士の話し合いでは解決出来ない時に行われる事となります。
なんか、泥沼感が強いので出来るだけ『提訴』とは無縁でいたいものです(^_^;)とはいっても『お金』の絡んだ問題は怖いですよね。。
起訴
続いて『起訴』は、捕まえた人物を検察が「この人が犯人の可能性が高い」と判断し裁判所に訴え出る事を指す言葉になります。逆に、犯人と判断するのには証拠が足りないといった場合には不起訴処分となります。ちなみに不起訴の割合は55%とされています。
キムタク主演の『ヒーロー』というドラマで身近な物となりましたね。証拠を集め、起訴か不起訴を判断するといった内容でした。
まとめ
それぞれ『訴』という言葉が入っており『訴える』事を指す言葉になりますが、それぞれの役割は全く違っています。
告訴は、被害者が警察などに。
提訴は、被害者が裁判所に。
起訴は、検察が裁判所に。
細かい部分までは中々覚えられませんが、こちらの赤い文字にした部分だけでも把握していると今後役に立つ機会もあるのではないでしょうか?
・・・主に刑事ドラマを見る時かもしれませんが。
警視庁と警察庁と公安警察の違いを解説!代表する刑事ドラマは?
こちらの違いも知っておくと便利ですよ!