神父と牧師の違いを分かりやすく解説!結婚式の誓いの言葉はどっち?
「教会の結婚式の仲介人は神父?」
「いやいや、牧師じゃない?」
この様な会話があちらこちらの教会で行われているのではないでしょうか?
ちなみに、私も自分自身の結婚式を挙げるまで知りませんでしたが、式の打ち合わせの際にウェディングプランナーの方が教えてくれました。
今回は結婚式の仲介人はどちらかについて。まずは神父と牧師の違いから解説します。
神父とは?
神父と牧師はどちらも神に仕える聖職者ですが、キリスト教にもさまざまな宗派がありますね。
その中でも神父とは『カトリック』『東方正教会』に属する聖職者となります。
また、
教皇 = 枢機卿 = 大司教 = 司教 = 司祭 = 助祭
と序列があり、『司祭』の呼称が『神父』となります。この様に序列があるので一般信者より高い位置に居るとされ総括する役割も担っているそうです。
神父になると結婚ができないので、それまでに結婚をしていない場合は独身を貫きます。
また、女性は神父になれません。
牧師とは?
神父は『カトリック』『東方正教会』に属する聖職者でしたが、牧師は『プロテスタント』に属する聖職者です。
日本で一番大きなキリスト教の宗派はカトリックですが、プロテスタントは様々な宗派に分かれており、それぞれに教会が立ちます。その為、プロテスタントの宗派を合わせるとカトリックよりはるかに多い数の教会がある事になります。
牧師には神父の様に序列がなく一般信者と同じ立場です。先生やリーダーの様な存在とされる事が多いようです。
また、牧師は結婚する事ができ、宗派によっては女性も牧師になれます。
もともとは、プロテスタントも500年ほど前にカトリックから分裂して出来た宗派で現在は教理の違いなどから200を超える宗派があるとされています。
結婚式にいるのは?
前置きが長くなりましたが、本題です。
結婚式場にいるのは神父か?牧師か?
結論を言うと、ほとんどの場合『牧師』です。
神父には厳しい戒律が多く、教えを守らなくてはいけません。基本的に、気軽に「結婚式があるので来てください」とは言えないのです。
もちろん牧師も、気軽に「結婚式があるので来てください」とは言えませんが、様々な宗派があり結婚式に対する考え方も様々です。その為「誓に立ち会いましょう」と受け入れてくれる宗派も多くあるのです。
裏事情として、結婚式場の稼ぎが大きいという牧師もいるようですよ。日本の結婚式の多くは教会ですからね。日本中で毎日、牧師が呼ばれている訳です。
実際、知り合いの外国人の方が牧師をやっており「助かっている」と言っていました。
日本人の多くは宗派を気にしませんからね。「少し不思議な光景」とも言っていました。確かに信仰心のある方からすると不思議な光景なのかもしれません。
あと、その方は普段バリバリの流暢な日本語です。ですが、結婚式は片言で喋る様にしているとの事です。確かに、結婚式の誓いの言葉は片言でないと雰囲気が出ないかもしれませんね^^;
まとめ
神父と牧師それぞれの違いは、
神父・・・『カトリック』『東方正教会』序列があり一般信者より高い立場
牧師・・・『プロテスタント』一般信者と同じような立場で先生の様な存在
どちらもキリスト教の聖職者というイメージは持っているかと思いますが、最大の違いは『宗派の違い』という事を覚えておきましょう。
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※基本的には「結婚式場来てくれるのは神父?牧師?」と疑問に思われている人へ分かりやすくまとめた記事ですが、不快に思われる内容があった場合、ご連絡下さい。迅速に修正し対応いたします。