赤ちゃんが生まれた時の年賀状のマナーは?出産報告の文例
年賀状は日本の大切な風習です。新年のご挨拶には欠かせませんね。
そして、年賀状は昨年の出来事を報告する機会でもあります。特に赤ちゃんが生まれたとなるとお披露目したくなりますね。
近年では、年賀状で出産を報告する事が一般的となってきていますが、実は年賀状で出産報告をする際にはいくつかの注意点があります。
注意点を守らないと失礼にあたる、なんて事も起こりえます。
今回の記事では年賀状で出産報告をする際の注意点や文例をご紹介します。お子さんの生まれたご家庭は是非参考にしてみて下さい。
年賀状で出産報告をする際の注意点やマナー
赤ちゃんが生まれるとかわいい写真を使い沢山の人に報告をしたくなりますね。
しかし、写真を使ってはいけない場面や、出産報告をしなくていい場面など様々なケースが存在します。
では、それぞれのケースを確認していきましょう。
友人に送る場合
親戚は子供の成長や出産報告を楽しみにしてくれている場合が多いのですが、友人に送る場合は、不妊治療で悩んでいる方や子供だけの写真を使った年賀状を好まない人も居ます。
相手がどう思うかを考えて年賀状に写真を入れるか入れないかを考えた方がいいでしょう。
親族向けよりシンプルに写真を使うのもおすすめです。心遣い配慮はきっと伝わります。
上司に送る場合
上司には赤ちゃんだけの写真入りではマナー違反になりかねません。できるだけ避けた方が無難でしょう。
上司との関係性にもよりますが、家族写真を使ってみてはいかがでしょうか?
ビジネス関係に送る場合
ビジネス関係の方に送る場合は、赤ちゃんの写真入りではなく、別デザインを用意した方が無難です。
文章を入れるスペースを作る
年賀状の大部分が写真という作りではなく、文章を書くスペースもしっかり作りましょう。「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」といった挨拶だけでなく、写っている子供に触れた事も一言添えるようにしましょう。
他の子が写っている写真を避ける
お友達と楽しく遊んでいる光景も微笑ましいのですが、他の子が写っていない写真を選ぶようにしましょう。もちろん、ボカシを入れるのもNGです。
赤ちゃんの報告はシンプルに
年賀状は子供メインで送る訳ではなく、親が新年の挨拶として送るものです。
その為、子供の近況報告はシンプルにまとめた方が無難です。
「7ヶ月でハイハイをして、10ヶ月でつかまり立ちをしました。今は歩く練習中です」といった文章は入れずに『名前・性別・年齢(月齢)』といった基本的な情報だけにしましょう。
年賀状のみのお付き合い
年賀状を送る相手の中には“年賀状のみのお付き合いで会ってないし連絡も取らない”といった関係性の方も居るかと思います。
そういった方は、相手の近況も把握しづらいので、出産報告は控えめに文章のみなどで済ました方がいいでしょう。
年賀状で出産報告をする際の文例
先程も触れましたが、赤ちゃんの写真を入れる場合は、赤ちゃんに触れた一言を入れないと状況が相手に伝わりませんので『赤ちゃんが生まれた』という事が分かる文章を入れる必要があります。印刷で済ましてしまうだけでなく手書きで一言を加える事も重要です。
また、名前や月齢を入れたい場合は、差出人に子供の名前も書き名前の下に(4ヶ月)といった形で入れるか、写真の下に書きましょう。
その際の月齢は、元旦の地点での月齢を入れます。
それでは、例文を見てみましょう。
文例1
明けましておめでとうございます
昨年◯月◯日に待望の長男が誕生し 賑やかな正月となりました
今年もよろしくお願いいたします
文例2
明けましておめでとうございます
昨年8月に女の子が誕生しました
名前は◯◯です
本年も親子ともどもよろしくお願いいたします
文例3
明けましておめでとうございます
新しい家族が仲間入りしました
お近くへお越しの際はぜひ遊びにいらしてください
今年もどうぞよろしくお願いいたします
文例4
Happy New Year
我が家に新しい家族が誕生しました
賑やかな一年になりそうです
本年もよろしくお願いいたします
まとめ
親戚向け、友人向け、仕事関係と、それぞれ分けて文章を考えると苦になる事なく書けるかと思います。
年賀状は新年最初のご挨拶です。写真や文章に気をつけて気分良く受け取ってもらえる年賀状を作りましょう。