BIGLOBEの格安SIMを半年使って分かったデメリット
BIGLOBEに限らずですが“格安SIM”にはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
“格安”という名前の通り、価格の安さに魅力を感じ切り替えを検討する人が多いかと思います。
私も値段の安さに惹かれて半年ほど前にドコモからBIGLOBEに契約を切り替えました。そして実際に料金が3分の1程まで安くなりました。
⇒スマホとガラケーの2台持ち!いくら安くなる?格安シムの有効性!
2台持ちという少し特殊な形ですが料金はこれまでの8,000円から2,600円に。5,000円以上の節約に成功しています。
しかし、半年使ってみて思うのはメリットばかりではなくデメリットもあるという事。
安くなるといったメリットのイメージばかりが先行している格安SIMですが人によってはおすすめできません。
今回は、格安SIMのデメリットについてまとめます。契約しているのはBIGLOBEですが、BIGLOBEに限らず格安SIM全般の話になります。
格安SIMのデメリットとは?
時間帯によって通信速度が遅い!
格安シムはドコモやau、ソフトバンクなどキャリアの電波を使っているのが売りの1つとなっていますが、必ずしも電波の条件は同じではありません。
例えば、BIGLOBEではドコモの電波が使えますが、BIGLOBEがドコモから借りている回線は1度に使える通信量の上限が決められています。
BIGLOBEの格安SIMを使っている人が一斉に通信機能を使うと上限に達してしまい、通信速度が遅くなってしまうのです。
よくある例えですが、新聞紙を広げた全体がドコモの回線だとします。そこに10円玉を置いてみて下さい。格安SIMの各社が借りている回線はその10円玉の範囲です。通信量が増えてもその10円玉の範囲で通信を行う必要があるのです。その為、ドコモは通信速度が落ちていなくても格安SIMでは通信速度が落ちてしまうという現象が起きてしまいます。
これは、すべての格安SIMに起きてしまう現象です。嫁さんがOCNモバイルを使っていますが同じ現象が起こります。
私の体感としてはお昼時(12時前後)に通信速度が落ちます。お昼休みで一斉にスマホを利用するのでしょう。
また、地域によっても違いが出ますので、場所によっては夜9時前後の家に帰って一段落している時間帯に遅くなる事も多いようです。
対策
通信速度が落ちてしまうといっても動画再生もできますし、ネットサーフィンも問題なくできます。ただ、少し画像表示が遅い印象です。
基本的には気にする事なく利用できます。
ただし、アプリのダウンロードなど通信量を多く使う場面は通信速度の遅さが気になります。ダウンロードなどは時間をずらす事も可能かと思いますので通信状態がいい時間帯に行いましょう。
正直、格安SIMに切り替えるにあたって通信速度が一番心配でしたが、概ね問題無し、と捉えています。
電話代が高い
こちらもよく言われている事ですが、かけ放題プランなどに入っていない限りは電話料金がかけた分だけかかり高い料金になってしまいます。
格安SIMの通話料は基本的に30秒20円。これってめっちゃ高い料金設定なんです。10分で400円、1時間で2,400円。つまり2時間程の通話で基本料金と合わせてキャリアの8,000円という料金に追いついてしまいます。
長電話をする人は、基本的にキャリアのままをおすすめします。格安SIMのかけ放題プランも増えてきましたが、5分以内や10分以内といった制限があります。友人や恋人と通話する場合は5分でかけ直しても問題ないかもしれませんが、ビジネスではそうもいきません。
※私は2台持ちなのでこの問題はありません。ただ、嫁さんの格安SIMが音声プランなので通話料金の高さは体感しています。
対策
普段からLINEを使う関係の人にはLINEの通話機能などを使いましょう。Skypeなどを併用しても便利かと思います。
また、固定電話やビジネスで使う場合は、『楽天でんわ』や『BIGLOBEでんわ』など通話料が半額になるサービスが便利です。
これらのサービスは電話回線を使うので音声もクリアで違和感なく利用できます。
シムフリーの端末が必要
今使っている端末がそのまま格安SIMに使えるとは限りません。
必ずSIMフリーのスマホを用意する必要があります。
私の場合、ドコモのスマホだったのでSIMを挿し替えるだけで使えました。しかし、テザリング機能には制限がかかってしまい使えませんでした。テザリング機能を必須としていたので結局新しいスマホを買う形に。購入金額は3万円程。長い目で見れば元を取れますがけして安くない出費です。
せっかく格安SIMで毎月の支払いが減っても場合によっては何年も元が取れないといった事も起こってしまうのです。
対策
スマホを購入する方法は3種類。
【SIMとセットで買う】
格安SIMは端末とセットで購入が可能です。キャンペーンで安くなっている場合や、キャッシュバックで代金が一部戻ってくる場合もあります。
【中古で購入】
多くのスマホが中古で出回っています。中古でも気にしないという人は数万円は安く買えるので選択肢に入れてみましょう。
【格安スマホを買う】
海外製の格安スマホが手軽に購入できるようになりました。
実際、私も海外製のスマホを使っていますが問題なく使えています。正直、国産のスマホにも引けをとらない製品だと思っています。
ただし、1万円など極端に安い商品はプラチナバンドに対応していなかったり電波を最大限に利用できない可能性があります。2万円程を予算として考えた方がいいでしょう。
キャリアメールがない
ドコモなどの契約を辞めるのでこれまでの『@docomo.ne.jp』といったアドレスは無くなります。
対策
LINEの普及と共にキャリアメールの使用頻度は減ったように感じます。それでも必要な場合はgmailなど無料のメール機能で代用しましょう。
デメリットを問題ないと感じる人は格安SIMに移行!!
以上、デメリットを紹介しましたが「全然、問題ないじゃん!!!」と感じた人は格安SIMに迷わず移行しましょう。
早ければ早い程節約に繋がります。
キャリアには2年縛りがあると思いますが、違約金は1万円程です。格安SIMでは契約内容にもよりますが、毎月5,000円程節約できますので2ヶ月程で元が取れます。
その為、2年縛りがあと数ヶ月といった場合以外は、違約金を支払ってでも移行する価値があると思います。私自身、あと半年のところで違約金を支払って移行しました。そして満足な結果を得られています。
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