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お風呂の脱衣所や洗面所の寒さ対策。おすすめの暖房器具(ヒーター)

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長野県在住で11月。季節は『冬』に突入してまいりました。

この季節になると毎年悩むのですが、お風呂場の脱衣所が寒くて、服を脱ぐ時、服を着る時に凍えてしまいます。

ブルブル震えながら、長野県に引っ越してきて20年程、特に対策を取ってきませんでした。

しかし、先日こんなテレビ特集が、

『還暦を超えるとヒートショックのリスクが高まる』

この番組を見るまで全く知りませんでしたがヒートショックはかなり危険で亡くなるリスクが相当高いようです。ヒートショックは急激な温度差によって血圧が変化する症状で、脱衣所とお風呂の温度差によって引き起こしてしまうのです。

そして、現在両親と同居をしていますが、母が今年還暦を迎えました。

んん・・、この番組との出会い、そして、母が還暦を迎えたという事、神様が早めに対策をしておけよと、導いてくれているのでは??

無宗教ではありますが、運命めいたものを感じ暖房器具を両親にプレゼントする事にしました。

私と同じように脱衣所用に暖房器具(ヒーター)を購入予定の人は多いと思いますので、今回購入する際に重要視した選ぶポイントについてまとめます。

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ヒートショックの危険性

今回、暖房器具を購入したきっかけの『ヒートショック』について少し触れておきたいと思います。

ヒートショックとは、

  • 寒い場所から温かい場所に行く
  • 温かい場所から寒い場所に行く

いずれかの時に、温度変化によって血圧が激しく上下してしまう症状です。

まさに、冬の寒い脱衣所と温かいお風呂ですね。脱衣所からお風呂に入った場合も起こりえますし、逆にお風呂から上がって脱衣所に戻った時にも起こりえます。

血圧の急激な変化は、心筋梗塞や脳卒中に繋がる事もありかなり危険。そして、もっとも亡くなるリスクの高いのは、お風呂に入った際にヒートショックを起こし失神してしまう事で、そのまま溺れてしまうそうです。

ヒートショックは聞き慣れない言葉かもしれませんが、毎年17,000人もの方が亡くなっており、交通事故死の4倍以上の人数になるそうです。

けして他人事ではなく、いつ自分に、そして家族に起こるか分からない身近な事なのです。重々気をつけなくてはなりません。

ヒートショック予防

テレビではヒートショックを予防する方法も紹介されていました。

まず、1つ目は今回のテーマである脱衣所の暖房器具です。

冬場は夏場に比べてヒートショックになる人が10倍以上に急増するとされています。最大の原因はやはり脱衣所とお風呂の温度差です。温度差をなくすために脱衣所を温める事が重要となるのです。

2つ目は、お風呂の温度を下げる。

脱衣所との温度差を無くすために、冬場はお風呂の温度をやや低くすると予防に繋がります。

3つ目は、飲酒後の入浴を避ける。

飲酒後に入浴すると血圧が上がりすぎてヒートショックを起こす危険性がある。

以上のような予防策があります。

飲食後の入浴は心がけ次第ですが、温度差に関してはお風呂の温度調節では限界があるのでやはり脱衣所の温度調節が一番効率のいい方法となるでしょう。

 

脱衣所に向いている暖房器具

脱衣所は普通の部屋とは異なった部分が多々あるので大切なポイントをまとめます。

1,空間が狭いので灯油は危険

まず、注意したいのが、換気のしづらい狭い環境での火の使用です。

一酸化炭素中毒も考えられるので脱衣所には不向きとなります。

2,省スペースで設置

こちらも空間の広さの関係ですがコンパクトな暖房器具というのも大事な条件となります。

それに、脱衣所専用では少し贅沢な使い方になってしまうので持ち運びできるタイプの方が利便性が高くなります。

3,早く温まる

「さぁ、お風呂入ろ!」と思った時にスイッチを入れてすぐに温まるのも重要。即暖性がなくてはせっかく買っても使わなくなってしまいます。

 

セラミックファンヒーター

以上のような条件を満たすものを探しましたが、いろいろと考えた末に『セラミックファンヒーター』に絞って購入を検討。

扱いやすく安全性も高いとされていますので、お年寄りも安心です(還暦をお年寄りという感覚はありませんが、ヒートショックはお年寄りの方が危険という意味で)。

1,換気の必要がない

セラミックファンヒーターは空気を汚さないので換気の必要はありません。

2,コンパクト

タイプは様々ですが、多くの商品がコンパクト設計となっており、持ち運びにも便利で置く場所も省スペースで済みます。

3,即暖性

灯油ストーブは高い暖房性を誇りますが、温まるまで時間がかかります。セラミックファンヒーターは灯油ほどの暖房性はありませんが、狭い空間での即暖性は灯油ストーブを上回ります。

 

値段の差は機能の差

セラミックファンヒーターは、数千円の商品から数万円の商品まで様々な種類が売られていますが、基本的にファンヒーターとしての機能性は大きな差がなく、どれだけ付加機能が付いているかによって値段が変わります。

  • 加湿
  • タイマー
  • プラズマクラスターなどイオン機能
  • 首振り
  • 人感センサー

脱衣所に果たしてこれらの機能が必要なのかどうかですが・・、まず加湿は、脱衣所に加湿もなにもないので必要ないですね。イオン機能も必要ないでしょうし・・、首振りもいりません。唯一、人感センサーが迷う所ですが、手動でボタンを「ぽちっ」と付けるぐらい手間ではないのでこれも脱衣所には必要ありませんね。

基本、即暖性があればクリアです。

脱衣所以外でも使う場合は用途に応じて付加機能を選択しましょう。ただし、付加機能が増えるほど重くて持ち運びが不便になるというネックな部分も。

 

電気代はやや高い

電気で空気を暖めるのはなかなかのエネルギーが必要。だからこそ、今でも灯油が使われ続けているんですよね。

セラミックファンヒーターに関しても例外ではなく、コンパクトな見た目をしながらなかなかの大食い。

電気代は1時間で30円ほど。タイプによって様々ですので一概には言えませんが、省エネを売りにしているセラミックファンヒーターでもそこそこ電気代はかかるもよう。

毎日1時間使ったら月900円、2時間なら月1,800円。

まぁ、でも脱衣所に都合がいいのはセラミックファンヒーターだし仕方がないですね。何より命の危険が少しでも軽減できるのなら安いもの。

 

我が家の選択

色々検討した末に辿り着いた答えは「シンプル イズ ベスト!」。

付加機能は基本的に要らないものと判断しました。

暖房機能だけ。ただし、ほとんどのセラミックファンヒーターに付いているかと思いますが、転倒時にオフ機能だけは必要と判断して付いているものを選択しました。

Amazonで購入しましたが、レビュー件数が最も多い商品で評判も上々です。何より即暖性に関しての評判がいいのが決め手になりました。やはり、実際の使用者の意見は大切です。

空気清浄機ほどの役割はできませんが、吸気フィルターも付いているので空気もクリーンなんだそう。

実際に、届き使用していますが、家族の評判も上々です。

足元から暖めてくれるし、脱衣所の狭い空間であれば十分な暖房性能を発揮してくれます。お風呂との温度差は間違いなく減りました。目的は十分に果たせたようです。

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最後に

ちなみに、もう1つ候補にして悩んだ商品がありました。

+2,000円ほどかかるのですが、

この商品。

こちらは切り忘れ防止機能が付いているので安全かなと。そしてレビューも先ほどの商品以上に好評!

でも、悩んだ末に「まだ60歳だし大丈夫かな」と先ほどの商品にしました。もし、この先10年後とかに今回買った商品が壊れたら次は安全機能をより重視した商品を買ってあげようかなと思います。

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