子供には幽霊が見える?遺骨を前にした赤ちゃんの発言
先日、祖父が亡くなりました。88歳という事もあり、大往生。大きな病気をする事もなく、寝ているまま亡くなるという幸せな亡くなり方だったと思います。
涙もありますが、笑顔も多くいいお葬式でした。
亡くなったのは、私の祖父にあたる人です。そして私には1歳半の娘が居ます。亡くなった祖父から見てひ孫にあたります。
赤ちゃんという歳ではないかもしれませんが、言っている事を徐々に理解し始めて、「トーチャン」「カーチャン」「アンパン(まん)居た!」「わんわん」といった1言2言であれば喋れるようになり始めたところです。
今回のお葬式は私の父が喪主を務め、私自身孫という事もあり、納棺から火葬、葬儀まで参列しました。私が参列する以上、1歳の娘も一緒です。
そして、タイトルの通り、娘が不思議な発言と行動を取った瞬間がありました。
それは、火葬場で祖父が遺骨となった時の事です。
火葬が終わり、遺骨のある部屋に入ると、娘が遺骨の真上、天井あたりを見つめながら「じじ居た!!」と、大きな声で発言したのです。
我々は遺骨を見ていましたが、娘の発言と目線で天井付近を眺めました。しかし、特に感じられるものはありません。1歳という幼い若い感性を持っていたから何か感じるものがあったのか、遺骨の状況で察するものがあったのか、それとも、偶然なのか。
理由は分かりませんし、娘本人に確認するすべもありません。説明できる歳になった頃にはこの時の記憶も残っていないでしょう。
私は、亡くなった後の世界について深く考えた事はありませんし、これまでに霊的なものを感じた経験もありません。ですが、娘の発言にはどこか救われる部分があります。
ここ数年間、足を悪くして10m置きに休んでは歩くを繰り返していた祖父。亡くなった後の世界があるとすれば、自由に歩きまわっているのでしょうか?あるいは、自由に飛び回っているのでしょうか?祖母も娘の発言に少し救われる部分があったことでしょう。
娘の不思議な発言はその一言だけです。地域柄、火葬の後に葬儀でしたが、その後は、そういった発言はしませんでした。
最後に
先日、米寿祝いにおすすめのプレゼントという記事を書きました。多分半年ほど前です。そのプレゼントは祖父に用意したものだったのですが、プレゼントを心から喜んでくれて、大切に使っていたそうです。節目節目を大切にして祝う事は大切な事だと身にしみるものがあります。
娘は、1歳になるぐらいまで祖父に全く懐かず近づくと泣いてばかり居ました。しかし、ここ半年は自分から近づくようにもなり、徐々に人見知りがなくなってきました。もう少し一緒に過ごしたいという感情もお互いにあったかもしれません。
少し後悔しているのは娘と祖父のツーショットが1枚もないという事。もう叶い様のない事です。懐き始めた地点で写真を撮っておくべきでした。皆さんにも写真に収める事をおすすめします。