首が痛い時は何科?総合病院に行って確かめてきた
「朝から首が痛い・・」
年に数回は寝違える機会があるけど、今回の痛みは尋常じゃない・・。寝違えるとは少し違う症状のような・・。
かれこれ1ヶ月ほど前ですが、首にこれまで感じた事のない痛みが生じました。
心配になり病院に行く事にしたのですが、いざ病院に行こうとすると「何科に行って良いのか分からない・・」。首の痛みで病院に行くという経験がこれまでに無いので何科に行って良いのか分かりません。
そこで、総合病院に行くことに。「受付で症状を伝えれば適切に案内してもらえるだろう」という安易な考えではありますが一番間違いないので・・。
案内されたのは『整形外科』
受付で症状を説明すると案内されたのは『整形外科』。
ちなみに症状は、
- 首の左側が痛い
- スジに沿った形で痛みがあり、動かすと更に痛い
- 下を向けない
- 横を向けない
- ご飯が痛くて食べづらい
受付で聞かれたのは「背骨や首の骨は痛くないですか?」という質問。首の骨(頚椎)などが痛い場合は、神経・脊髄・脳などで重大な問題に繋がる可能性があるので内科や神経内科に案内されていたようです。
ですので、症状に応じて行く科が異なってきます。首に痛みを感じてこの記事を読んでいる人は、症状に応じて行く病院を変える必要があります。私のように首筋の痛みの場合は整形外科で問題ないかと思いますが、頚椎などに痛みを感じる場合は神経内科もしくは総合病院に行ったほうがいいでしょう。
整形外科とは、
運動器官を構成するすべての組織、つまり骨、軟骨、筋、靭帯、神経などの疾病・外傷を対象とし、その病態の解明と治療法の開発および診療を行う専門領域です。日本整形外科学会
神経内科とは、
脊髄、神経、筋肉、脳の病気をみる内科
他にも、頭痛や目眩、気持ち悪い、眼の奥が痛むなどの症状がある場合は、重大な疾患である可能性も考えられます。こういった場合には総合病院に行くのが間違いないでしょう。不測の事態に備えられます。
首の疾患は、その後の人生にも影響を与える病気である可能性が十分に考えられます。「大丈夫だろう・・」という自己判断はせずに違和感を感じたら迷わず病院に行くようにしましょう。
『重度の寝違え』
診断結果は『重度の寝違え』でした。つまり、問題ないという事。
治療という治療はなく、湿布を処方され帰宅。
ここで簡単な寝違えの診断方法を紹介します。
右を向いた時に左側が痛い・・筋肉に問題がある(寝違え)
右を向いた時に右側が痛い・・背骨に問題がある可能性が高い(重症の恐れあり)
私のケースでは右を向いた時に左側が痛かったので筋肉に問題があったという事です。※目安ですので違和感を感じた場合は病院へ行きましょう。
寝違えは長くても1週間ほどで治るという事でしたが、私の場合は完治まで2週間ほどかかりました。それだけ重度の寝違えだったという事でしょうか。
ちなみに、1週間経っても痛みが治まらない場合はもう1度来てくれと言われていましたが、1週間の地点で痛みが減少傾向にあったので行きませんでした。1週間経っても全く治らない場合は別の病気の可能性も出てくるという事でしょうか?
寝違えでも違和感のある場合は病院へ
今回、病院に行って言われたのは、「首は寝違えとか自己判断してしまう部分があるから違和感を感じたら早めに病院に来るように」という事。
正直、首の痛みに限らずですが、多少の傷みでは病院に行くのが遅れてしまいますよね。
しかし、首には頚椎があり、場合によっては致命的な疾患の場合も考えられます。
代表的なのが、
頸椎椎間板ヘルニア・・脊髄と神経根を傷めてしまうので、全身にさまざまな症状が現れる可能性がある
頚椎症・・首の骨と骨の間には椎間板と呼ばれるクッションの役割を果たすものがありますが、これらが潰れて正常な厚みを失ってしまう症状。頸椎椎間板ヘルニアや神経根症といった症状の原因に。
首の骨(頚椎)は、手足など全身の神経を司っているのでこれらが圧迫されると日常生活にも支障をきたす事が考えられます。これらの原因は人によって様々ですが体質や老化が主な原因となるようです。
「若いからまだ安心!」と思っている人も多いかもしれませんが、早い人は10代から発症してしまう事もあるそうです。
私の場合は、たまたま『寝違え』で済みましたが、首の痛みの原因はこれらの症状である可能性は十分に考えられるのです。「通常の寝違えと違う!」と違和感を感じたら迷わず病院に行くようにしましょう。
最後に
「寝違え」という診断結果に少し恥ずかしいという感情を持ってしまいましたが、念の為に病院に行くという事は大切な事。医者も「寝違えも痛い時は本当に痛いから」と優しく声を掛けてくれました。
病院に行く時はまず、ご自身の状態を確認しましょう。
状況に応じて整形外科の場合と、神経内科の場合があります。
また、判断ができない場合は、総合病院に行くのも有効な手段となるでしょう。受付で症状を聞かれるのでそれに応じて適切な案内をされます。