アジアン隅田がテレビから消えた、女芸人のブスいじり問題
先日話題になったアジアン隅田さんの、
実は『ブスいじり』は嫌だった。
というニュース。
すごいインパクトのあるニュースでしたよね。
『ブスいじり』をされて、それを否定するという芸風が印象的でしたが、本気で嫌だったとは。
ブスをいじられ全国に映像が流れる訳だからストレスが溜まりそうですね。
街を歩いていても指をさされたりするでしょうし、女芸人は人知れずストレスを溜めているってことでしょうか。
具体的に隅田さんの例をあげると、
最近、相方だけをテレビで見かけて隅田さんを見る機会はほとんどありませんよね。
それもそのはず、2015年3月21日に芸能活動を休止を発表しています。
理由は“婚活”をする為だそうです。
この理由を全面に出して活動休止をしたので、逆に目立ってしまった気はしますけど。
婚期を逃していったのは『ブスいじり』のせいだとなってしまったのでしょう。まぁ確かに『ブスいじり』のせいも多少ありそうですが。
結婚願望が人一倍強いそうで、テレビ活動を休止してまで婚活をするので本気の婚活なのでしょう。
テレビの企画などでも彼氏募集出来そうですが、その手を使わないあたりにも本気度を感じます。
FLASHのインタビューでも、
「今年40歳。私は前から結婚の意識が強く、真面目に婚活したかった。ふだんから『ブス、ブス』と言われるのがホンマに嫌で。バラエティ番組でみんなにいじられるせいで、婚期を逃している。相方と会社に話し、断れない一部の仕事以外は、お休みしてました。ただ、引退はないです。もうテレビは出ないけど、アジアンで漫才は続けたい」
なんか『ブスいじり』を見て笑っていた立場としては少し罪悪感を感じてしまうほどのコメントですね。
もうテレビに出ないとまで言い切っているとは。
アジアンとして漫才は続けたいということですので、お笑いは本当に好きなんですね。
不仲説なんかもありますが、これを見る限り不仲説も無さそうです。
今年40歳ということですので焦りもありそうですね。
彼氏も今まで一度も居なかったとの事ですから、いい出会いがあればいいのですが。
さすがに一度も恋人が居ないというのは寂しすぎる。
やはり“ブスの女芸人はイジられてなんぼ!”な面も
今のバラエティ番組では当たり前の様に『ブスいじり』が行われていますよね。
『普通の顔の女芸人』よりは常に一つ多く武器を持っていて、『ブス』を売りにテレビに出てお金を稼いでいる訳だから『ブスいじり』は基本的に女芸人にとっては“美味しい”ことにはなるでしょう。
個人的には度の過ぎた『ブスいじり』もあって時には不快に思う事もあったり、芸があまりにも下品過ぎてチャンネルを変えてしまったりもしますが。ただ最近のテレビでは『ブスいじり』が頻繁に行われているので、それがウケているのは間違いないでしょう。
もしかしたら私が若い頃に面白いと思って見ていたバラエティ番組を当時の大人は快く思っていなかったのかもしれないので、ただ単に私が歳とともに好みが変わっただけかもしれませんが。
ただ、オアシズや森三中をみても容姿を武器にしてブレイクし、今の立ち位置に居ますので、女芸人にとって売れる為の武器になることは間違いありません。
女芸人だけでも何千人は居ます。
その中から売れるには特徴的な容姿を武器にし、たとえ言い方が誇張され『ブス』という言い方になったとしても、テレビで活躍するには“イジられてなんぼ”と考えて居る人も多いのではないでしょうか?
その一方で、やはり一人の人間で女性な訳だから全く傷つかない訳もありません。
もちろん『ブスいじり』をする側も基本的には悪気はなく、イジった方が女芸人として“美味しい”と思ってイジっています。
隅田さんも、もちろん承知だったはずなので活動休止にもいろいろな葛藤はあったことでしょう。
『ブスいじり』が当たり前もやはり問題が
爆笑問題の太田さんが、
「ブスってことで笑いを取るのは、日本のお笑いレベルの問題かもしれないよね」
という発言をしていますが、一理あるのかもしれません。
学校で、もし『ブスいじり』が行われたらそれはもう『いじめ』ですよね。
“テレビだからOK”も違うのかもしれません。
“テレビでOKならやってもいいじゃん”となりかねませんので。
多分、子供には『テレビならOK、でも実際にやっちゃだめ』なんて理屈は通りませんので。
ちなみに太田さんの発言は、『チビはどう思う?』と相方をイジる為の前フリにもなっていましたが、少なからず本気の発言だった様に感じます。
まとめ
“イジられてなんぼ”の部分がある反面、女芸人だって一人の女性なんですよね。
テレビで見ていると、その感覚を持って女芸人を見ていない面がありますが、やはり全く傷つかない訳はありません。
森三中の村上さんのように結婚をしてすっかり女性らしくなる例もありますし、どんなにイジられても心は乙女なのでしょう。
考えてみたら当然です。
アジアンは、もともと実力派の漫才コンビですので舞台でも魅力を発揮できます。かつて漫才の賞を数多く受賞しているので、また漫才で話題になることもあるのではないでしょうか。
隅田さんも悩んだ末での今回の騒動だと思うので、決断した以上は頑張って幸せにはなってもらいたいですね。